2025年8月23日土曜日

8/23 利下げ期待で市場はリスクオン、インフレ懸念と私の投資スタンス

こんばんは。
昨日のパウエル議長の講演では、9月の利下げを示唆する発言が注目されました。市場には好感され、大きな影響が出ています。
寄り付きから上昇していた株価はさらに買われ、債券も買いが入り利回りは低下。為替はドル安となり、ドル円で1.5円の下落。ゴールドも上昇しました。

関税によるインフレについては「短期的」との見方が示されましたが、実際には政府の対応や地政学リスク、新興国情勢やインフラ投資など、不確定要素が複雑に絡んでいます。インフレが一過性に収まるとは限らないため、私はこうしたリスクを踏まえ、分散やポジション調整を怠らず慎重に構えていきたいと考えています。


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先週の振り返り
株式は金曜日まで軟調でしたが、ジャクソンホール会議での講演(22日夜)を受け米国株は上昇。ただし日経平均は低位で足踏み状態です。米国の利下げ期待で日本の過熱感がどうなるか、来週は注目したいポイントです。
過去を振り返ると、実体のない過熱感は調整に向かう傾向があるので、時期を見極めたいところです。

米国債利回りは週半ばに上昇した後、金曜日には大きく下げました。為替は147円超から146円台へ下落。トランプ氏がドル安を望んでいた時期は143円程度でしたので、さらに下落余地もあると見ています。ゴールドは小幅ながら週末に上昇しました。


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来週以降の投資について
(個人的な見解)
パウエル議長の慎重な姿勢を警戒していた投資家は、利下げ期待を背景にリスクオンへとシフト。
VIXは14台まで低下、fear&greedは61ポイント(greed)となっています。
米国向けの投資信託はドル建てで高値圏にありますが、ドル安による相殺効果もありそうです。関税によるコスト増で雇用の鈍化が長引けば利上げは難しいため、しばらくは米国株の上昇が続くと考えています。
一方、日本の高配当株は「実体のない過熱感」と感じられるため、当面は買い時ではなさそうです。

(投資方針)
目安として日経平均のPERが16倍以下になるまでは様子見。その間、余剰資金は積立投資の増額に回す方針です(既に設定済)。もちろん、生活に不安のない範囲での対応です。

それでは今日はこのへんで。
良い週末をお過ごしください。


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