こんにちは。
今週はシルバーウィーク明けの日本市場に期待感があったのですが、思っていたほどの動きにはなりませんでしたね。
今週は、
・日銀がレートチェックで円安をけん制
・FRB当局者のタカ派発言で追加利上げ懸念が上昇
・PMIが予想以上の高水準となり、利上げ懸念が上昇
・イランがホルムズ海峡の再開案を提示し、原油価格が下落
・フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃で原油価格が上昇
など、ニュースも色々と出ていました。
このあたりを踏まえて、今週を振り返っていきます。
〇米国10年債利回り・為替・ゴールド・原油
米国10年債利回りは、一時的に上げすぎ感から下落したものの、FRB当局者のタカ派寄りの発言や、予想以上に強いPMIを受けて再び上昇しました。
9月の米国PMIは総合で58.4となり、2021年7月以来の高水準。企業活動だけでなく雇用やコストも強く、追加利上げを意識させる内容となっています。
米10年債利回りは週中に5.15%まで上昇し、2007年以来の高水準となりました。かなり高いところまで来ていますので、ここからどこで安定するのかは引き続き見ておきたいところです。
為替は、日銀がレートチェックを行ったとされましたが、その後も円安が進みました。
FRBの追加利上げ観測が強まる一方で、日銀の利上げペースについては市場の見方がそれほど強まらず、日米の金融政策の温度差が意識されているようです。
ドル円は一時158円後半まで上昇しており、レートチェックによる円安けん制の効果は、米国の利上げ観測によって相殺された形になっています。
ゴールドは、利上げ観測とドルインデックスの上昇が逆風となり軟調でしたが、いったんはもみ合いとなっています。
普段Investing.comで先物を見ていますが、個人的には4,300ドルあたりをサポートとして見ていたので、今のところは想定内の動きです。
原油は今週もかなり振り回されました。
イランがホルムズ海峡の再開案を提示したことで大きく下落した一方、フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃を受けて再び上昇。
ただ、週末にかけては米国とイランの協議への期待から再び下落しています。原油は中東情勢にかなり敏感に反応しているので、まだまだニュース次第で大きく動きそうです。
VIXは9月16日に18.94まで上昇しましたが、その後は低下し、9月25日は14.87で引けています。
イベントで一時的に反応する場面はありましたが、今のところ市場全体の警戒感は落ち着いてきているように見えます。
〇株式指数
FOMC前には下げる場面もありましたが、米国株はハイテクを中心にかなり強く反発しました。
週間ではNASDAQが約2.1%上昇し、S&P500も約1.2%上昇。特にNasdaq-100は週間で約3%上昇しています。
ダウと比較するとNASDAQの強さが目立ち、SOXもかなり強い動きとなっています。
今はかなりハイテク、特にAI・半導体に資金が集中しているように見えます。
日本株は米国のSOXなどに吊られてもう少し上がるかと思っていましたが、思ったほどではありませんでした。
とはいえ、9月25日の日経平均は1.30%上昇しており、5日続伸となっています。半導体関連や銀行株などが上昇を支えました。
米国のAI・半導体ほどの勢いではないものの、日本株も上昇基調は維持しているようです。
〇景況感
中東情勢については、好材料への反応は良く、悪材料への反応は以前ほど大きくないように感じます。
市場は中東情勢そのものには、ある程度慣れてきているのかもしれません。
とはいえ、ホルムズ海峡の問題については、まだ先行きが不透明です。
イランは米国が軍事的圧力を緩和し、封鎖を解除することなどを条件に、ホルムズ海峡を7日以内に再開する案を示しましたが、トランプ氏はこの提案を拒否しています。
原油価格は債券利回りやインフレにも影響しますので、今後も適宜情報をチェックしておきたいですね。
米国債券利回りについては、FRBがタカ派寄りで、さらにPMIからも景気の強さが確認され、かなり上昇しています。
現状では、債券利回りを大きく下げる材料はまだ乏しいように感じます。
まずは来週の雇用関連指標がどう出るのかに注目です。
為替も日米の金融政策の温度差がかなり反映されていそうです。
レートチェックが行われたとされても円安トレンドが変わっていないことを考えると、現時点では単独での円安トレンド転換は難しそうです。
ゴールドは、個人的には4,300ドル付近をサポートとして見ています。
今のところはそこを大きく割り込んでいるわけではないので、利上げ懸念とドル高を考えれば想定内の動きです。
株式指数については、今後さらに選別が進む可能性があります。
AI・半導体はまだ止まらないと見ていますが、その一方で利益率の低いセクターや企業は少し気をつけたいところです。
・まとめ
中東情勢は、しばらくは米国とイランの動き次第でしょうか。
ホルムズ海峡の再開案も出ていますが、現時点では米国側が受け入れていないため、まだ先行きは不透明です。
ひとまずは今後の進展を待つしかなさそうですね。
為替はドル高・円安に振れました。
日米の金融政策の温度差がかなり出てきていますので、円安がもう一段加速する可能性もありそうです。
債券利回りについても同様ですが、FOMCと日銀の次回政策会合を待つだけでなく、来週の雇用関連指標にも注目です。
8月の雇用統計は強く、追加利上げを後押しする材料となりました。
そのため、9月の雇用が予想より弱くなれば、追加利上げの織り込みも後退する可能性があります。
8月に強かったサービスや製造業がどこまで雇用を維持するのか。
逆に弱かった情報・通信などの雇用が増えてくるのか。
このあたりは見ておきたいですね。
個人的には、8月がかなり強かったことを考えると、9月も前月比で10万人を超えるような強い数字が出るのかは少し疑問に感じています。
景気の強さを考えるうえでも、雇用の中身には注目しておきたいところです。
為替については、米国が据え置き、日本も据え置きという状況でも、日本側が今後の利上げに対してよりタカ派寄りの姿勢を見せる方が、円安の抑制という意味では望ましいと個人的には考えています。
株式指数は、利上げを行った後でもこの強さなので、需要の強さがかなり見て取れます。
本来であれば、需要が強いハイテクなど以外は金利上昇の影響で下げてもおかしくないのですが、今のところはAI・半導体への資金集中が続いています。
ただ、これがあまりにも一方向に進みすぎると、そのうち反動も出てきそうです。
個人的には、上昇トレンドを維持するためにも、適度なガス抜きはあってほしいところですね。
日本については、各種の家計支援策が需要を下支えしている面もあると見ています。
お米券、子育て支援、電気・ガス支援、各種減税、プレミアム商品券など、さまざまな支援策があります。
一方で、お米については供給量の増加もあり、価格はかなり落ち着いてきています。
政府には、単純に需要を支えるだけではなく、需給のバランスを取る政策によって物価高を抑制してもらいたいところです。
物価高について発言している自治体のトップなどもいますが、一方で物価高対策として支援策を行えば需要を押し上げる面もあります。
そのため、当面はこうした支援政策が続くのではないかと見ています。
予想通りの展開になるのであれば、物価高そのもののトレンドがすぐに変わるわけではないため、名目ベースでは企業の増収増益につながりやすく、株式市場の上昇トレンドも崩れにくいのではないかと考えています。
〇投資
今週は積み立て、個別ともに動きはありませんでした。
保有銘柄で気になっているのは、防衛関連のETFです。
信用買いがかなり積み上がっており、需給面では頭が重そうに見えます。
もともとは防衛政策による上昇を期待して保有していましたが、今年は防衛関連銘柄が軟調なこともあり、信用買いが積み上がっているように見えます。
防衛各社の業績が崩れたわけではないので、大崩れするとは考えていません。
ただ、資金効率という面では今のところあまり良くないため、軟調な他セクターへの乗り換えも検討しています。
早ければ来週早々に入れ替えるかもしれません。
他については、来週は権利確定が多くありそうなので、権利落ちによって大きく下げている銘柄があれば、できる範囲でチェックしたいと考えています。ををを
銘柄名を出していますが推奨ではありません。投資は自己責任でお願いします。
鬼門の9月も残りわずかとなりました。
暴落レベルの下落はなかったものの、ジワジワ下げてくることで精神的には辛い相場でしたね。
ただ、米国を中心に復調の兆しは出ています。
このままAI・半導体が相場を引っ張るのか、それとも金利上昇によって徐々に選別が進んでいくのか。
来週は雇用関連指標もありますので、そのあたりを見ながら今後の展開に期待したいと思います。
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