2026年9月20日日曜日

9/20 利上げ通過、それでも円安・半導体高が続く相場

こんばんは。

今週のメインイベントだったFOMCと日銀金融政策決定会合を無事に通過しました。

どちらも市場予想通り25bpsの利上げとなりましたが、内容と市場の反応には違いが出ました。

米国は12対0の全会一致で利上げ。
FOMC後に公表されたドットチャートでは、年内に追加利上げを見込む参加者が多く、前回よりも金利見通しが上振れしています。

ウォーシュ議長の会見でも、米国経済や雇用は底堅い一方で、インフレが依然として大きな問題であるとの認識が示されました。
追加利上げの余地を残した内容となっており、全体としてはタカ派寄りの内容だったと受け止めています。

一方、日本は7対2で利上げとなりました。

植田総裁は、今後の利上げについて「排除しない」という姿勢を示し、50bpsの利上げや連続利上げについても、物価情勢次第では可能性を否定しませんでした。

ただし、急激な利上げについては、インフレが大幅に上振れするような状況で必要になるもので、急激な金融引き締めによって経済に意図しない影響を与えることは避けたいという考えも示しています。

このあたりから、米国はかなりインフレ警戒が強く、日本は利上げを継続する姿勢を示しつつも、ペースについては慎重に判断するという違いが見えます。

このあたりを踏まえて、今週を振り返りましょう。

〇米国10年債利回り、為替、ゴールド、原油
10年債利回りは、FOMCでの25bpsの利上げ自体は事前にかなり織り込まれていたため、発表直後に大きく動くというより、高水準での推移となりました。

週を通じて5%近辺で推移し、週末には再び5%付近まで上昇しています。

5%という水準自体がかなり意識されるところなので、今後も株式市場を見る上では重要なポイントになりそうです。

為替は、米国の追加利上げ観測が強まり、日米の金利差が縮まりにくいとの見方から、再び円安方向へ動きました。

日銀が1.25%へ利上げした後も円安が進み、ドル円は一時158円台まで上昇しています。

日本の利上げだけを見ると円高材料ですが、今回はFRBも利上げを行い、さらに追加利上げの可能性も残しています。

そのため、日米の金利差是正が想定ほど進まないという見方が強まり、円安方向に反応したのかなと見ています。

また、円安が進んだことで為替介入への警戒感も再び強まっています。
日本当局によるレートチェックが行われたとの報道もあり、今後の為替の動きには少し注意しておきたいところです。

ゴールドは、利上げを受けて下落する場面もありましたが、週後半には反発。

原油価格が下落したことでインフレ懸念がやや和らいだことや、FOMC前にゴールド下落を見込んでいたポジションの巻き戻しなどもあり、週間では上昇しています。

まだ大きな上昇材料が出てきたわけではありませんが、下げ止まりそうな動きには見えます。

原油は週後半に下落してきています。

WTIは一時100ドルを下回る場面もありましたが、中東情勢が続いていることもあり、まだ高い水準です(グラフは軽質原油)。

原油がこのまま落ち着いてくれるのか、それとも再び上昇するのかは、インフレと金利を見る上でも引き続き重要になりそうです。

〇株式指数
FOMC直後は警戒感から下落しましたが、翌日の米国市場では大きく反発。

特に半導体を中心としたハイテク株が強く、NASDAQや半導体指数が相対的に強い動きとなりました。

週全体で見ると、ダウは約1.7%下落、S&P500はほぼ横ばい、NASDAQは約0.7%上昇となっています。

金利が上昇している状況でも半導体を中心とした成長株が買われているのは、やはりAI関連需要の強さが意識されているからでしょうか。

日経平均も米国市場の反発を受けて上昇。

特に金曜日は、日銀の利上げ後にもかかわらず株式市場は強く、お昼の休場時間に見た気配値が全面高のような状態になっていたので、少し驚きました。

〇景況感
債券利回りはすでに利上げをある程度織り込んでいたため、FOMC後に急激に上昇したわけではありません。

とはいえ、米国10年債利回りは5%近辺という高水準。

ドル高円安、ドルインデックスの上昇もあり、本来なら株式やゴールドには厳しい環境です。

それでも株式は反発し、ゴールドも下げ止まりから反発する動きとなりました。

特に印象的なのは、金利上昇局面でも半導体が強いことです。

AI関連の成長力が非常に強く、0.25%程度の利上げでは成長期待を抑えきれないという見方もできそうです。

一方で、すべての企業が同じように強いわけではありません。

米国の8月雇用統計では非農業部門雇用者数が16.2万人増加しましたが、雇用増加の中心はレジャー・宿泊飲食や地方政府の教育部門などでした。

一方で情報産業は2.3万人減少、金融も1.1万人減少しています。

全体の雇用者数だけを見ると強く見えますが、業種別に見るとかなりばらつきがあります。

個人的には、9月、10月の雇用統計の推移は、今後の米国経済を考える上で注目したいと思っています。

日本については、消費の弱さが少し気になります。

7月の二人以上世帯の実質消費は前年比3.6%減少となり、8か月連続の減少となっています。

雇用や所得環境は底堅い一方で、物価高によって消費が抑えられている部分もありそうです。

日銀も今回の声明で個人消費は底堅いとしつつ、家計マインドには弱さがあるとしています。

利上げによって物価上昇を抑える一方、金利上昇が消費や企業活動にどの程度影響するのかは、今後見ておきたいところです。

まとめ

今週は、米国・日本ともに利上げを行いました。

ただし、FOMCはインフレ警戒を強めて追加利上げの可能性を残し、日銀は利上げを継続する姿勢を示しながらも、今後のペースは経済・物価・金融情勢を見ながら判断するという違いがありました。

その結果として、日米金利差の縮小が想定ほど進まないとの見方から円安が進みました。

個人的には、為替については再び円安トレンドが意識される状況になったと見ています。

ただし、円安が急激に進めば為替介入への警戒も強まりますので、このあたりは少し注意しておきたいところです。

ゴールドは底堅いものの、米国の追加利上げ観測が強まると短期的には上値が重くなりそうです。

一方で、原油価格が落ち着けばインフレ懸念も少し和らぐため、原油の動きは引き続き重要だと思っています。

株式については、金利が高いにもかかわらず半導体を中心としたハイテク株が強く、AI関連の成長期待が金利上昇によるマイナス材料を吸収しているように見えます。

ただ、S&P500全体を見ると、指数全体が同じように強いわけではありません。

金利上昇の影響を受けやすい企業や、負債の大きい企業には徐々に負担が出てくる可能性があります。

日本でも企業倒産は増加傾向にありますので、今回の利上げが今後どの程度企業業績や倒産件数に影響してくるのかは注視しておきたいと思います。


年初来で見ると、米国債券利回りは上昇していますが、為替やゴールドは大きく水準が変わったというほどではありません。

株式市場も中東情勢などで春先に大きく下げる場面がありましたが、年初来では堅調な推移となっています。

今のところ、まだ慌てて動くようなステージではないと見ています。

〇投資
今週は動きのあった個別から。

指値を入れていた日経半導体ETFが下落したため、予定していた価格で買いが刺さりました。

また、今週末は半導体からディフェンシブへの資金流入がありそうと考えて、アシックスに一単元スイングで入りました。

選定理由は、底打ちしたように見えたことと、有利子負債が大きくないため、利上げによるネガティブ材料が他の銘柄よりも小さいのではないかと考え、リバウンドを狙えそうと思ったためです。

ただ、FOMC通過後は予想とは逆の動きになったため、早々に成り行きで売却しました。

結果は12,000円ほどのマイナス。

中長期で持つことも考えましたが、そこまで伸びそうなイメージが持てず、持ち続ける理由としては少し弱いと判断しました。

それなら多少損切りになっても、他の銘柄へ資金を移したほうがいいと判断しています。

シルバーウィーク明けは一度様子見して、無理にエントリーする予定はありません。

10月から11月にかけて、年末のクリスマスラリーを意識した買い場があれば、少しずつ入っていきたいと思っています。

投資信託については、Fear & GreedがFearで推移していますので、引き続き少し増額して積み立て中です。

VIXは落ち着いていて、大きく下がっているという感じではありませんが、FearからNeutralになった頃には相場も戻しているかもしれません。

そのあたりはあまり気にせず、今は淡々と積み立てていこうと思っています。

この休みの間に面白そうな銘柄がないか、またチェックしてみたいと思います。

不安定な相場なので、変にエントリーして振り落とされないように気をつけながら、ゆっくりと投資を楽しみたいと思います。

銘柄名を出していますが、推奨ではありません。
投資は自己責任でお願いします。

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2026年9月12日土曜日

9/13 久々に資産推移を公開。現在の投資スタイルと運用状況

おはようございます。

今回は久々に、現在までの資産推移と投資状況についてまとめてみようと思います。

まず、現在までの資産推移です。 金額は伏せて、推移だけ載せています。


月単位で見ていますが、毎週月曜日時点のデータを集計しているため、月によって数日のズレがあります。 あくまで自分自身の投資状況や傾向を見るためのものなので、ざっくりした推移として見てもらえればと思います。

現在は、積み立てをNISAと特定口座、個別株を特定口座で購入する形にしています。

もともとは高配当銘柄をNISAで購入していたのですが、実際に保有してみると思惑と違う銘柄も出てきて、損切りすることがありました。投資信託についても、投資を始めた頃はいろいろな商品を購入していましたが、それらを整理していく中で、個別株のほうが投資信託よりも売却する機会が多くなりました。そこで、個別株については損益通算ができる特定口座で運用することにしています。

また、ちょいちょい入っているまとまった入金については、積み立て保険の解約などによる臨時収入分を投資に回しているものです。とはいえ、一気に入金するのはちょっと怖いので、まとまったお金が入った場合も月を分けて、ある程度分散して入れるようにしています。

現在の資産割合は、

・投資信託:約60% ・個別株:約30% ・iDeCo+現金:約10%

といった感じです。建付けとしては、見ての通り投資信託はコアとサテライト、個別株はサテライトとする形ですね。

また、iDeCoやふるさと納税などを利用して、できる範囲で節税もしています。……と言いつつ、先日はiDeCoの手続きを忘れていることに気づかず、数ヶ月入金が止まってしまっていましたが(笑)

個別株については入れ替えもそれなりにあるので、今回は投資信託の銘柄を公開します。

【NISA】

・オルカン ・S&P500 ・NASDAQ ・FANG(サテライト) ・ゴールド

こちらは最近、NASDAQを追加しています。FANGは、少し集中しすぎて銘柄入れ替えの影響が大きく、値動きもかなり偏りやすいので、ハイパースケーラーなども取り込みつつ、もう少し分散させたいと考えました。それと、実際に保有していることで、NASDAQの指数や関連銘柄の動きをよりしっかり見るようになるというのもあります。

【特定口座・サテライト】

・Tracers ゴールドプラスシリーズ

オールカントリーゴールドプラスは、現在はオルカンが軟調なこともあり、マイナス推移となっています。今年から投資しているものなので、まだ金額自体はそれほど大きくありません。

TOPIXゴールドプラスも同様に最近は軟調で、こちらはほぼフラットといったところです。

その他の投資信託については、ある程度保有期間も経っているため、損益はプラスで推移してくれています。

去年はS&P500やNASDAQのゴールドプラスがかなり好調でした。その後、関税ショックによる大きな下落もありましたが、比較的早い段階で戻してくれたので、結果的には良い経験になりました。

個別株については、現在は半導体関係のETFや金融に注目しています。ただ、このあたりはすでにある程度織り込まれている部分もあるので、ここから大きく取れるかというと、少し微妙かもしれません。

あとはNTTですね。以前から150円より下げてきたところでは少しずつ買い増していました。買える範囲では買っていたのですが、思っていたよりも早く反発してしまいました。「もう少し買いたかったなぁ」というのが本音ですね(笑)

来週のFOMCから始まり、日銀会合、米国中間選挙、そして年末のクリスマスラリーと、まだまだ市場を動かしそうなイベントが続きます。

相場が動けばチャンスもありますが、焦って追いかける必要もないと思っています。

無理に大きな利益を狙うのではなく、状況を見ながらゆっくりと投資を楽しんでいきたいと思います。

銘柄名を出していますが、推奨ではありません。 投資は自己責任でお願いします。

それでは、ゆっくりと投資を楽しみましょう。


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9/12 インフレ警戒と原油高、それでも崩れない株式市場

こんばんは。

今週も変わらず荒れ模様でしたね。

中東情勢ではイランと米国の応酬が続き、WTI原油、ブレント原油ともに大きく上昇しました。
経済指標では、米国のPPI、CPIともにインフレへの警戒感を強める内容となりました。
8月の米国CPIは、総合が前月比+0.4%、前年比+3.4%。コアCPIは前月比+0.3%、前年比+2.4%となっています。
PPIも強めの内容となり、インフレがなかなか収まらない状況が改めて意識されています。
日本でも企業物価は引き続き高い水準で推移しており、国内でも物価上昇への警戒感は残っています。
他にはベッセント氏から為替に対する強い発言もあり、為替市場にも警戒感が出ています。

以上を踏まえて、いつも通り振り返りからいきましょう。

〇米国10年債利回り、為替、ゴールド、WTI原油
WTI原油は大きく上昇し、一時は100ドルに近づくところまで上昇しました。
ブレント原油は100ドルを突破しており、中東情勢が長期化すれば、エネルギー価格を通じてインフレへ影響する可能性があります。
まだ予断を許さない感じですね。

米国10年債利回りも上昇しています。
5%目前まで上がってきており、2023年以来の高水準となっています。

為替はジリジリと円高に推移しています。
クロスレートではユーロ円も見ていますが、こちらも円高方向に推移しています。

ゴールドは軟調ですが、他の資産の値動きが激しい割にはボラティリティは小さめでした。

〇株式指数
米国の経済指標は総じてインフレ警戒を強める内容でしたが、株式市場は思ったほど崩れていません。
日本株は金曜日に大きな下げとなりましたが、米国株はインフレ指標が強かった割には底堅く推移しています。

〇景況感
中東情勢
中東情勢がなかなか落ち着きを見せませんね。
思ったよりもイランにも余力がありそうです。
トランプ氏が中間選挙後の終結を示唆していますが、市場の期待感はそれほど強くないように感じています。
中間選挙を意識したばらまき発言も出ています。
これは政治的にも財務的にも反発を受けやすいでしょうし、終結の信憑性も含めて、一旦は話半分で聞いておくぐらいで良いと思います。

原油高は当面リスクとして見ておく必要がありそうです。
ただ、原油価格の上昇自体は市場にとってすでにサプライズではなくなってきています。
そのため、株式市場は以前ほど大きく反応しなくなっています。
一方で、物価高への警戒感から債券市場は幾分反応している印象です。

米国の金融政策
経済指標については、引き続きしつこいインフレを懸念させる内容となりました。
これだけで利上げが確定するわけではありませんが、前回の雇用統計が比較的良好だったことも合わせると、利上げを後押しする材料にはなってきています。
そこへ中東情勢による原油高が加わりました。
ただし、原油高がこのまま持続するのかはまだ不透明です。
個人的には、現時点では「原油高だけで利上げ」というより、原油高からインフレがさらに加速し、それが定着するようなら追加の利上げが必要になる、という見方をしています。
そのため、次回FOMCでの判断と、その後のFRBの温度感にはかなり注目しています。

米国株
米国の株式指数は、思ったよりも下げていない印象です。
VIXを見ても、現時点ではまだ本格的なリスクオフという印象はありません。
もちろん反発する可能性はありますが、ここから一気に「稲妻が輝く」ような相場になるのかは、まだ分からないところです。
何にせよ、FOMCまでは様子見ムードになりそうです。

日本株
日本株は週末に下げた分、月曜日には多少反発するかもしれません。
ただ、下落銘柄が多い状況が続いています。
日本でも利上げが意識されやすい状況になっていますので、やや軟調に推移すると見ています。
一方で、米国市場が大きく崩れていないのであれば、米国株に牽引してもらえる企業で下支えする可能性はあると思っています。

ゴールド
ゴールドはやはり底堅い推移となっています。
徐々にサポートラインが上がってきているように感じますが、まだそこまで強力なものではなさそうです。
原油が急騰しているため、短期的にはコモディティ内で資金の一部が原油へ向かう可能性もあります。
ただし、インフレや地政学リスクが続く限り、ゴールドの下値も比較的限定されやすいと考えています。

まとめ
金融政策
警戒感が強く、利回りも高めで推移しています。
10年債利回りが5%に近づいてきていますので、FOMCでどの程度の温度感となるのかは注目したいところです。
現状では、インフレへの警戒感を市場に与え、金融引き締めへの抑止力を働かせる展開になると予想しています。
インフレ指標は強くなっていますが、今のところ「すぐに大幅利上げ」という状況ではありません。
原油高も一時的な要因になる可能性がありますので、持続するのか、それとも市場に織り込まれていくのかを見ていきたいところです。

ちなみに中東情勢は、それぞれが強硬姿勢を崩しておらず読みにくいので、そこまで気にしないことにします。
原油高で推移しても、そのうち市場が織り込んでいくでしょうし、最終的には一時的な材料になる可能性もあると考えています。

為替
為替は日米の金利差が詰まってきていますので、現状あたりか、もう少し円高方向で推移すると見ています。
米国のインフレが収まってはいないため、米国金利が高止まりする可能性はあります。
一方で、日銀の追加利上げ観測や米国からの円高圧力もありますので、一方向に大きく円安へ戻る展開にはなりにくいと考えています。
去年の段階では、今年のドル円レンジは良くても現状ぐらいかなと思っていましたので、特に驚きはありません。
ただ、米国の利下げが進みませんでしたので、もう少しドル高へ振れる可能性はあると見ています。

ゴールド
ゴールドは原油高によって、一時的に資金流入が少し弱くなる可能性があると見ています。
コモディティという枠で見ると、原油高の影響が強い資産へ一時的に資金が向かう可能性があるためです。
とはいえ、地政学リスクとインフレへの警戒感が残っている以上、ゴールドそのものの需要が大きく崩れるとは考えていません。

株式市場
米国
業績は好調で、指数も高値圏から大きくは下がっていません。
インフレ、金利、原油という悪材料が出ているにもかかわらず、この水準を維持できているのは少し面白いところです。
警戒感が和らいだ時に、ここからどう動くのか。
ちょっとワクワクする展開と見ています。

日本
国内需要の企業へのダメージがどの程度になるのかが不安材料と感じています。
実質賃金が物価上昇に追いついていない可能性が高い中、消費が弱い状態で金利が上昇するとなれば、国内需要型の企業にはかなり厳しい状況になる可能性があります。
そのため、日経平均よりもTOPIXの方が影響を受けやすい部分もあるのではないかと考えています。

〇投資
投資信託
Fear&GreedはFearで推移していますので、少し積み立て額を増額しています。
含み益はガンガン下がっていますが、これは今がきっと仕込み時だと思って気にしないようにしています。
……とはいえ、気持ち的には含み益は大きい方が嬉しいですね(笑)。

日本株
ETF
先日大きく下げたタイミングで、GX日本半導体と日経半導体に指値が刺さり、買い増ししています。
安くは買えているので、ここから大きくマイナスになるとは考えていませんが、なかなかプラスに転じてくれませんね。
焦らず待ちたいと思います。

個別
こちらは動きなしです。
色々と物色もしているのですが、現状はディフェンシブも選別がありそうで怖いですし、半導体関係は意外とそれほど下がってきていません。
いくつか監視銘柄を増やしましたが、自分のチェック項目に引っかかるところがありますので、たぶん買わない気がしています。

今は私が好む地合いではないので、無理は禁物ですね。
ちなみに日本株の含み益も、まぁまぁ下げています。

今は「仕込み時」と自分に言い聞かせながら、このタイミングで投資信託をできる範囲で積み立てておきます。
相場が荒れている時ほど、焦って大きく動くよりも、自分のルールに沿って淡々と進めることが大事だと思っています。
皆さんも退場しないように、無理のない範囲での投資を心がけましょう。

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2026年9月5日土曜日

9/5 雇用は強い、でも金利はどうなる?──日米の金融政策を意識した一週間

こんばんは。
為替が慌ただしく動く週でしたね。
米国では原油高などから利上げ懸念が強まっていましたが、週半ばにはウォラー理事やウィリアムズNY連銀総裁から、今後のインフレ指標次第では9月の利上げを急がない姿勢が示され、一度は利上げ懸念が後退しました。
ところが週末に発表された8月雇用統計では、非農業部門雇用者数が+16.2万人と市場予想を大きく上回り、失業率は4.1%で横ばいとなりました。雇用市場の底堅さが確認されたことで、再び9月利上げの可能性が意識される展開となりました。
一方、日本では米財務長官のベッセント氏による日本の金融政策・為替政策への言及に加え、植田日銀総裁や日銀関係者からも利上げを意識させる発言が相次ぎ、9月利上げ観測が強まりました。
米国の金融政策は利上げ懸念が後退したと思えば雇用統計で再燃、日本では利上げ観測が強まり、為替も大きく円高方向へ動くなど、かなり振り回された一週間だったと思います。
このあたりを踏まえて、今週の振り返りから行ってみましょう。

〇米国10年債利回り、為替、ゴールド

米10年債利回りは一時4.8%を超える水準まで上昇しましたが、その後はやや低下し、週末時点では4.78%前後となっています。
8月雇用統計後には一時4.81%付近まで上昇しており、9月の利上げをかなり織り込む動きとなりました。
為替は160円付近から一時155円台まで円高が進み、その後は156円台まで戻しています。
米国では雇用統計によって利上げ懸念が再燃する一方、日本では9月利上げ観測が強まっており、日米の金融政策の方向性の違いが円高を後押ししたように見えます。
ゴールドは為替や金利に振り回され、方向感のない動きとなりました。

〇株式指数

米国株は利上げ懸念から軟調になる場面がありましたが、ウォラー理事などの発言を受けて一時的に買い戻される場面もありました。
しかし週末の雇用統計で再び利上げ観測が強まり、金利上昇とともに株式市場は上値の重い展開となっています。
日本株は円高の影響もあり、米国株ほど戻りが強くない印象です。
現在はFOMCを前に金融政策への警戒感が強く、ポジション調整が入りやすい状況だとみています。

〇景況感

米国

8月の雇用統計はかなり強い結果となりました。
非農業部門雇用者数は+16.2万人と市場予想を大きく上回り、失業率は4.1%で横ばいでした。
一方で平均時給は前月比+0.3%、前年比+3.1%と、賃金上昇が再加速しているわけではありません。
そのため、
「雇用は強いが、賃金インフレが再加速しているわけではない」
という点は意識しておきたいところです。
単月の雇用統計だけで9月利上げが決定的になったとは考えていません。
実際、ウォラー理事は、今後発表されるインフレ指標が鈍化を続けるのであれば9月は据え置きを支持する姿勢を示しています。一方、インフレが再加速すれば利上げを支持する可能性も示しており、今後のCPIなどが非常に重要になっています。
そのため、現時点では利上げ・据え置きの両方が残っている状態だとみています。
パウエル氏が議長だった場合と比べると、現在のFRBはインフレへの警戒感が強く、利上げの可能性を完全には無視できない状況です。
それでも個人的には、雇用統計だけで9月利上げを決めるには材料として弱く、現在の債券利回りはやや利上げを織り込み過ぎている印象があります。
株式市場も方向性を決める材料が不足しており、FOMCに向けたポジション調整が続く可能性があるとみています。
現状はまだ高値圏にあるため、もう一段下げる可能性も考えています。

日本

9月の日銀利上げについては、以前は「9月に踏み切れるか」という見方をしていましたが、ここまで材料が揃ってくると、かなり現実味が増してきたと感じています。
植田総裁も9月会合で利上げを議論する可能性を示しており、今後発表される物価や景気の数字が重要になりそうです。
一方で、今回の円高によって輸出企業など一部の企業には株価の下押し圧力がかかりそうです。
また、日本の消費支出は7月の実質ベースで前年比-3.6%となっています。
物価が高い中で個人消費が弱い状態が続いているため、家計の負担が増えている可能性はありそうです。
景況感が比較的高い一方で消費が弱いという状況が続けば、今後は個人消費の減速が景気の下押し要因になる可能性も警戒しておきたいところです。
インバウンド需要の動向も含め、国内消費が今後どう推移するかは確認していきたいと思います。

〇投資

VIXはまだ低い水準ですが、Fear & Greedは一気にFearまで低下しました。
積み立てはマイルールに従って、積み増し設定に変更しています。
為替も円高方向に動いたこともあり、外貨資産を含めた資産全体では今週はそこそこ下落しました。

日本株ではGX半導体ETFが-1σの指値に刺さり、買い増しとなりました。
日経半導体ETF、防衛ETFはそこまで下がらず、買い増しはありませんでした。
金融・保険が下がれば買いたいと思い指値も入れていましたが、こちらは思ったほど下げませんでした。
こちらも含み益は今週下がっています。

今週何日か見ていた銘柄は松屋です。
ストップ安まで下落したことで気になっていました。
インバウンド需要などで高騰した後の下落だったため、1,800円あたりまで下げれば2,000円程度まで戻すリバウンドを狙えるのではと考えていました。
ただ、実際には2,200円付近で下げ止まっており、まだ下げる可能性もありそうです。
この位置から無理にリバウンドを狙う必要はないと判断し、今回は見送りました。
キオクシアも5万円付近で推移しており、こちらも大きな押し目はありませんでした。

今週は金融政策への警戒感が強く出そうなので、買い増ししているETFについてはルール通りに指値を入れていく予定です。

一方、個別株については、よほど条件が良くならない限り、リバウンド狙いは控えめにする予定です。
スイングでのリバウンド狙いとしては、半導体銘柄が有力だと考えています。
ただ、まだどこまで下げるのか判断しにくいため、来週の値動きと需給を見ながら判断したいと思います。
前回のように落ちるナイフを掴まないように、今回はしっかり下げ止まりを確認してから拾いにいくように気をつけます。

来週はFOMCを控え、米国のインフレ指標や金利、為替の動きにも注意しながら、慎重に楽しみたいと思います。

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2026年8月30日日曜日

8/30 AIは強い、でも金利が重い。ウォーシュ発言で変わった8月相場

こんばんは。

今週は上げて落とす、というような相場でしたね。

米国の7月PCEはインフレが再加速したわけではないものの、鈍化も一服したような内容となりました。
4~6月期のGDPは1~3月期から減速。
一方で、NVIDIAは非常に強い決算を発表し、今後のAI投資がまだまだ続くことを期待させる内容となりました。
そして最後にジャクソンホール会合でのウォーシュFRB議長の発言。
インフレ基調が目標より高いままであれば、FRBとして「やるべきことがある」との見解を示しました。
日本では7月のCPIも発表され、コアCPIは前年比+1.8%となっています。
いろいろな材料が出てきた一週間でした。

以上を踏まえて、今週の指標の確認、私の景況感、投資の順にいきましょう。


米国10年債利回り、為替、ゴールド

米国10年債利回りは、先週の国債バイバックに加えて、インフレが大きく再加速していないことから週中までは低下傾向となっていました。
しかし、ウォーシュ氏の発言を受けて警戒感が一気に高まり、週末には上昇へ転じました。
7月PCEは前年比3.7%と予想の3.6%より増加ですが6月PCEと同水準。
前月比では+0.2%となり、コアPCEも前年比3.3%で横ばいでした。
インフレが再加速したわけではありませんが、FRBが目標とする2%へ向けた明確な鈍化も確認できない内容です。
為替も週中は比較的落ち着いた推移でしたが、ウォーシュ氏の発言を受けてドル高方向へ動きました。
ゴールドは顕著な反応となり、発言後には分かりやすく下落しました。
金利上昇とドル高という、ゴールドにとっては嫌な組み合わせが一気に出た形ですね。

株式指数

株式市場は週中まで堅調でしたが、最後に下げてしまいました。
特にウォーシュ氏の発言によって9月利上げへの警戒感が強まり、金利上昇とともにハイテク株への売りが出ています。
ここからさらに下げるのか、それとも押し目として買いが入るのか、来週は要注目です。
日本株への影響は月曜日から出てくると考えています。
ただ、NVIDIAが非常に強い決算と見通しを出していることを考えると、AI・半導体関連まで一気に崩れるような相場にはなりにくいと考えています。

景況感

債券利回りと為替

最後にウォーシュ氏の発言で警戒感が出て、リスクオフへのシフトが見られました。
これまでややハト派寄りに傾いていた市場の期待が後退し、改めて金融引き締めを意識する必要が出てきたと思います。
ウォーシュ氏は、基調的なインフレが2%目標へ十分な速さで向かっていると確信できなければ、FRBとして対応する必要があるとの姿勢を示しました。市場でも9月利上げの可能性が上昇しています。
そのため、楽観視はせず、しばらくは警戒しておいた方が良さそうです。

株式

上記の影響がありますので、短期的には軟調になる可能性があります。
週明けは少し注意が必要になりそうです。
ただし、NVIDIAの強い決算と今後の見通しがあります。
NVIDIAは第2四半期のデータセンター売上が前年同期比117%増となり、第3四半期についても1080億ドルの売上を見込んでいます。さらに来期の売上成長率についても大幅な伸びを示唆しており、AI投資がまだ終わっていないことを改めて示しました。
このため、AI・半導体関連にはまだ強い需要があると考えています。
金利が上昇することでバリュエーション面からの圧力は強くなりますが、業績そのものが崩れているわけではありません。
「金利上昇で調整するけれど、業績が支える」という展開になるのかを見ていきたいところです。

地政学リスク

米国とイランの駆け引きは、現状では大きな進展がなさそうです。
ただ、タイミングとしてはそろそろトランプ氏がまた痺れを切らしそうな気もしています。
市場の反応は以前より薄くなってきていますが、原油価格への影響は残ります。
原油が再び大きく上昇するような展開になれば、インフレにも影響してきます。
トランプ氏が大統領である間は、このあたりも油断できないかもしれません。

まとめ

米国
今回のウォーシュ氏の発言は、かなりインパクトがあったと思います。
ただ、現状の経済指標を見ると、インフレは高止まりしているものの急激に悪化しているわけではありません。
7月PCEは前年比3.7%で6月PCEの前年比3.6%から鈍化が鈍りました。
一方、米国の4~6月期GDPは年率1.5%と、1~3月期の2.1%から減速しました。
雇用についても、非常に強いとは言い切れない状況です。
そのため、FRBとしては「インフレを抑えながら景気を壊さない」というソフトランディングを目指すことが、依然としてベストなシナリオなのではないかと考えています。
個人的には、今回のウォーシュ氏の発言によって市場が9月利上げの可能性をかなり織り込んだものの、実際の利上げについては今後のインフレや雇用の数字次第だと見ています。
そのため、利上げが確定したと考えるのはまだ早いと思っています。
ただ、市場が9月利上げの確率を高く見始めたことで、株式市場の上昇には一旦ブレーキがかかったかもしれません。
しばらく調整したあと、追加材料が出てこなければ、ゆっくりと戻してくる展開を予想しています。
現状ではキャッシュポジションを増やす動きが出ていますが、そこからさらに大きく資金を逃がす材料は、今のところそれほど多くないと見ています。
そのため、一旦逃げた資金も、状況が落ち着けば再び戻ってくるのではないかと考えています。

日本
米国市場の動きに対する警戒感から、月曜日は下落すると見ています。
火曜日以降は、来週の米国市場の動き次第になりそうです。
月曜日にどの程度下げてくるのかは気になるところですが、米国の時間外取引やCFDなども含めて、まずは月曜日の市場の様子を見たいと思います。
日本の7月コアCPIは前年比1.8%となり、市場予想と一致しました。生鮮食品とエネルギーを除いた指数は1.9%上昇しています。
米国ほどインフレが高い状況ではありませんが、日本も物価上昇が完全に終わったわけではありません。
日銀の追加利上げ観測もありますので、米国の金利だけでなく、日本の金融政策にも引き続き注目していきたいと思います。

ゴールド
ゴールドは徐々に高値へ戻していましたが、ここで一旦足踏みとなりそうです。
ドルインデックスが98ポイント後半から99ポイント前半まで上昇してきましたので、まずは99ポイントを再び割るところまで戻せるかがポイントになりそうです。
ウォーシュ氏の発言を受けて月曜日は下がりづらそうですが、追加材料が出なければ、週半ばにはある程度落ち着いてくるのではないかと見ています。

投資

投資信託(積み立て)

Fear&Greedは「Greed」から「Neutral」に落ちましたので、積み立ては平常通りに戻しています。
VIXは低い状態が続いています。
今回の下落だけで機関投資家が大きくヘッジを必要とする状況になったとは考えていませんので、現時点では大きな下落相場へ発展する可能性はまだ低いと見ています。

日本株

半導体ETF
半導体ETFは、来週序盤に買い増しの指値が刺さりそうな気がしています。
期待しながら、-1σと-2σに指値を入れておきます。
ただ、ここもルールベースで進めているので、刺さらなければ無理に買うことはしません。

個別
またキオクシアが大きく下落する場面があれば、S株で拾いたいですね。
ひとまず45000円まで下落したら数株、40000円まで下落したらさらに数株という形で、リバウンド狙いを考えています。
売却については50000~55000円あたりを一つの目安にしています。
もちろん、業績や地合いによって状況は変わりますので、価格だけで機械的に売買するつもりはありません。
NTTは需給が改善してきたので、当面は下がり待ちになりそうです。
NVIDIAの好決算を受けて金融などから資金が抜け、そこからさらに下落するのであれば、需給の良さそうなところを買いたいと考えていました。
ただ、今回のウォーシュ氏の発言によって資金が抜けにくくなった可能性もあります。
無理に買う必要もありませんので、ここは値動きを見ながら判断します。
何銘柄かはすでに保有していますので、良いところで買えたらラッキー、くらいの気持ちで構えておきます。
来週は市場に動きがありそうです。
NVIDIAの好決算でAI関連の業績面はかなり強いことが確認できました。
一方で、金利という新しいブレーキも意識され始めています。
「強い業績」と「高い金利」のどちらが勝つのか。
しばらくはこの綱引きを見ながら、警戒しつつ押し目を待ちたいと思います。

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2026年8月22日土曜日

8/23 40兆ドルを超えた米国債務、強まるインフレ警戒とAI投資の行方

こんにちは。
今週はイベントの多い一週間となりました。
トランプ氏がイランとの覚書を延長しないとの発言をしたことで、米国とイランの関係が再び緊張。
さらにFOMC議事録では改めてタカ派寄りの姿勢が確認され、連邦政府の債務は初めて40兆ドルを突破。
米財務省は国債のバイバック増額を発表し、米失業保険、日本CPIなども発表されました。
かなり材料の多い一週間でしたね。
それでは、振り返り、景況感、投資の順に見ていきましょう。

米国10年債利回り、為替、ゴールド
米国10年債利回りは、米財務省による長期国債のバイバック増額を受けて一時的に低下しました。
今回のバイバックは、10~30年の長期国債を対象に、1回あたりの規模を20億ドルから最低40億ドルへ倍増するものです。9月9日から11月4日まで実施される予定です。
発表直後には債券利回りが0.02%ほど押し下げられましたが、その後はすぐに反発。
4.70% → 4.68% → 4.73%と、再び上昇する展開となりました。
今回のバイバックは債券市場の流動性を支える効果はあると思いますが、米国債市場全体から見れば規模は限定的です。
そのため、債券利回りの上昇要因そのものを解消するものではないと見ています。
為替はドル高圧力がやや弱まり、上値がさらに重たくなった印象です。
ゴールドはドルインデックスが下落したこともあり、大きく上昇しました。

株式指数
今週の株式市場は、原油高の影響もあって軟調な週となりました。
債券利回りの影響は思ったよりも限定的でしたが、ハイテク銘柄への影響は大きかったように見えます。
特にAI・半導体関連は、これまでの高い期待値に加えて、長期金利や原油価格、地政学リスクなど複数の材料を同時に意識する必要があるため、値動きが大きくなっています。

景況感
今月はFOMCがありませんので、トランプ氏の発言には警戒していました。
実際にイランとの関係が再び緊張し、原油価格への影響も出ています。
さらにFOMC議事録では、インフレへの警戒感が改めて確認されました。
7月のFOMCでは政策金利は3.50~3.75%で据え置かれましたが、3人が0.25%の利上げを主張して反対票を投じています。
さらに議事録では、複数の参加者が利上げを支持し、インフレが2%目標に向けて低下しなければ、利上げが必要になる可能性があるとの見方も示されています。
インフレ懸念が続いている以上、株式市場もまだ警戒感を含んだ動きになりそうです。
米財務省によるバイバック倍増も、現在の懸念を根本的に払拭するものではありません。
今回の施策は債券市場の流動性を支えるという意味では有効だと思いますが、米国の財政赤字や40兆ドルを超えた政府債務そのものを解決するものではありません。
米国の政府債務は8月に初めて40兆ドルを突破しました。
個人的には、今回のタイミングは少し悪手だったようにも感じています。
「長期金利が上昇しているから、政府が買い支える」という印象を市場に与える可能性があるからです。
実際、バイバック発表後はいったん利回りが低下したものの、その後は再び上昇しており、効果は限定的だったように見えます。
債券利回りについては、現時点ではさらに大きく上昇する余地は少しずつ狭くなっていると見ています。
ただし、今後のインフレや原油価格、財政政策などの材料次第では、まだ上昇する可能性もあります。
ゴールドは、下げる材料がかなり乏しくなってきた印象です。
ドルインデックスも下落していますし、地政学リスクや米国の財政問題もあります。
さらに中国のAI・半導体関連のニュースを見かけることも多くなってきました。
中国のAI・半導体産業が今後さらに成長していけば、ドル需要や米国の半導体関連企業への資金流入にも影響する可能性がありますので、ドルインデックスへの影響は気にしておきたいところです。
インフレが続いている割にはゴールドの上昇が抑えられていた印象もありましたので、ここからどの水準で落ち着くのかは少し読みづらいところです。

景況感まとめ
まずは米国から。
バイバックによって市場にどの程度の資金が債券から他の資産へ流れるのかは読めませんが、一定の資金移動はあると思います。
一方で、債券利回りが大きく下がるタイミングについては、まだ材料が乏しく読みにくい状況です。
インフレ率が大きく下がるシナリオも現時点では考えづらく、下がったとしても緩やかなものになると予想しています。
株式市場にとっては、FRBの金融政策がどうなるのかが第一関門ですね。
FRBとしても、景気や雇用への影響を考えれば利上げには慎重にならざるを得ないと思います。
一方で、インフレが再加速すれば利上げを迫られる可能性もあります。
トランプ政権の政策によってインフレ圧力が高まりやすい状況にある中で、FRBがどこまで金融政策によって抑え込めるのか。
現在は、トランプ政権とFRBの間で我慢比べをしているようにも見えます。
今後の大きな節目としては、やはり中間選挙が意識されることになりそうです。
ハイパースケーラーの設備投資の高騰も不安視されていますが、現時点ではまだ大丈夫だと見ています。
ただ、AI関連への投資規模が大きくなるほどリスクも増大しています。
以前のような一方向の資金流入ではなく、ヘッジをかけながらの資金流入となるでしょうから、これまでと同じような高騰は期待しない方が良いかもしれません。
とはいえ、今はまだAI・半導体が主役です。
今後もしばらくは、株式市場の牽引役になると考えています。
コモディティについては、ロシアとウクライナ、米国とイランなど、地政学的な問題によって物価が押し上げられる状況が続いています。
供給を短期間で大きく増やすことが難しいのであれば、値動きはあっても需給改善が明確になるまでは下がりづらいアセットになりそうです。
日本
日本については、一部で言われているようなセクターローテーションが本格的に起きているという印象は、まだ持っていません。
現状では、AI・半導体関連企業の中で「どこが本当に収益化できるのか」という選別が行われている印象の方が強いです。
選別の過程でセクター内の資金がすべて移動するわけではなく、一部の資金は他のセクターや資産へ分散されると見ています。
日本では年内の政策金利上昇もかなり意識される状況になってきています。
少し話が逸れますが、不動産価格の高騰と金利上昇に対して、賃上げが追いついていない点も気になります。
都心では、いわゆるパワーカップルでも住宅ローンを組むのが難しい水準になってきているという話もあります。
金利だけでもかなり大きな負担になりそうです。
世界的な物価高が続いている中で、日本や一部の国だけが政策金利を引き上げることで、インフレをどこまで抑えられるのかという疑問もあります。
結局のところ、物価高そのものはなかなか収まらず、補助金などの拡大によって表面的なインフレ率が低下して見えても、実際の生活コストは上昇し続ける可能性もあると考えています。
日米ともに、長期的には株式市場が優位に動く可能性が高いと予想しています。
ただ、足元ではNVIDIAの決算とジャクソンホールを見据えた動きになりそうです。
NVIDIAの決算後は、好決算でも利益確定売りによって下落することがあります。
今回はAI・半導体全体への期待値も高いため、持ち越す場合は決算後の市場の反応に注意が必要だと思っています。

投資
個別銘柄では、フジクラを6000円で1単元、利益確定しました。
もう少し上昇する場面もありましたが、その後は反落していますので、結果的にはまずまずのタイミングでポジション調整できたと思います。
当面は半導体ETFと防衛ETFを、下落したところで買い増していく予定です。
NTTも引き続き下がり待ちです。
150円までは買うのを待つ予定です。
積立投資については、Fear&GreedがGreedからNeutralになりましたので、平常運転に戻します。
ゴールドとゴールドプラスシリーズがヘッジとして機能してくれているため、株式指数が下落している割には、含み益を大きく減らさずに済んでいます。
フジクラを売却した資金については、銀行に余剰資金として置いていた分から回しているため、しばらくは証券口座への入金も止めて、のんびりと様子を見る予定です。
NVIDIAが好決算で、今後の見通しも強い。
それでもAI・半導体セクター全体が下がるのであれば、どの程度まで下落するのかを見ながら、次の買い場を考えたいと思います。
週末から来週にかけては大きな動きが出る可能性もありますので、そのつもりで構えておきましょう。

余談
最近はTVCMも少し変わってきましたね。
以前は商品そのものを宣伝するCMが多かったように思いますが、最近は企業PRのようなCMが増えた印象があります。
投資家目線で見てしまうので、
「この会社、こんなに企業イメージの広告を出して何を狙っているんだろう?」
なんて考えてしまいます(笑)。
広告費を使って企業が何を得ようとしているのか、投資家として見ているとちょっと気になるところです。
そうじゃない人は、こういう企業PRのCMをどんな気持ちで見ているんでしょうね。

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2026年8月15日土曜日

8/15 8月相場は反発、楽観ムードの中で次の材料を待つ

こんばんは。

今週はお盆休みということで、まったり過ごしていました。
株式指数も堅調に推移し、心穏やかにチャートを眺められましたね。
6月、7月と少し苦しい相場が続いていましたが、8月に入ってからは株式、ゴールドともに反発してきています。
それでは、いつも通り振り返り、景況感、投資の順にいきましょう。

債券利回り、為替、ゴールド

米国10年債券利回りは予想よりも高止まりしている印象です。
4.6~4.7%のレンジで推移しており、まだ金利低下がはっきりとしたトレンドにはなっていないように感じます。
為替は円安方向へ進み、159円を抜ける場面もでてきています。
先週の日米同時介入で一度大きく円高へ振れましたが、そこからは再び円安方向へ戻しています。
ゴールドは、ドルインデックスも値動きの小さいレンジで推移していることから、ゴールドとしては比較的小幅な動きとなりました。

株式指数


今週は、これまで抑えられていたAI・半導体関連が反発しました。
AI・半導体関連へ資金が戻ったことで、資金が一部移動したダウはやや軟調に推移しました。
このパターンは日本株が上昇しやすい展開でもあり、日経平均、TOPIXともに強い伸びとなりました。
7月までの調整から一転して、8月は再びAI・半導体が相場を牽引する展開になっています。

景況感

米国の7月CPIは予想通りの結果となりました。
前年比では3.4%となり、6月の3.5%からやや低下。
コアCPIも2.5%まで低下しています。
また、PPIは市場予想を下回り、7月は前月比で横ばいとなりました。インフレ圧力は少しずつ落ち着いてきているように見えます。

VIXは14ポイント台と低水準で推移し、Fear&Greedは65ポイント。
S&P500も最高値を更新しており、市場全体にかなり安心感が出てきています。
ただ、個人的にはまだ完全に楽観視できる状況ではないと考えています。
特に原油価格は8月に入ってからやや上昇気味で推移しています。
中東情勢が完全に落ち着くまでは、原油価格を通じて再びインフレ圧力が強まる可能性もあります。
また、金曜日に発表された7月の米小売売上高は前月比0.6%減と、予想外の減少となりました。
インフレは落ち着きつつありますが、今度は消費や景気の減速がどこまで進むのかという点にも注意しておきたいところです。

日米ともに決算は概ね出揃ってきました。
予想通り好決算が多いものの、今後もAI関連を中心に巨額の投資が必要になりそう、というところは変わっていません。
とはいえ、現時点ではまだAI・半導体関連が強いと考えています。
NVIDIAの決算はまだですが、ここにきてNemotron 4の開発報道が出てきています。
1兆パラメータ級のモデルを開発しているとの報道で、NVIDIAが単なる半導体メーカーではなく、AIエコシステム全体への影響力をさらに強めていく可能性も感じます。
NVIDIAの決算では、業績だけでなく今後のAI投資がどこまで続くのか、そしてその投資を支えるGPU需要がどの程度維持されるのかにも注目しています。

投資

※個別銘柄を掲載していますが、投資を推奨するものではありません。 投資は自己責任でお願いします。
まずは個別銘柄から。
キオクシアの残り1株は、木曜日に売却しました。
金曜日にはさらに上昇しましたが、木曜日の朝の気配値があまり良く見えなかったため、そこは仕方ないですね。
2株だけの短期的なリバウンド狙いでしたが、半月ほどで25%を超える利益となりましたので、十分良い結果だったと思います。
今回は自分で決めていた短期スイングのルールに沿って、無事に利益を取ることができました。

フジクラは好決算でしたが、思ったほど株価は伸びませんでした。
大型受注も取れていますし、ボラティリティは大きいものの、業績面では堅調に推移すると考えています。
また、自分が売りたいと思っていた水準までは上昇しなかったため、今回はホールドしておくことにしました。
そもそもフジクラを購入した理由は業績の強さです。
そこが崩れていないのであれば、焦って売る必要もないと考えています。
ここは引き続き信じて待ちます。

半導体ETFの買い増し状況については、ようやく25日線まで戻ってきました。
トレンドを見ながらとはなりますが、今のところは来週から再び下落する場面があれば、ルールに沿って買い足す予定です。
安値推移で買い増したい気持ちはありましたが、ここもルールベースで淡々と進めます。

NTTはレンジ内での動きが続いているため、まずは150円付近まで下がってから、買い増しを検討する予定です。

続いて積立投資です。
Fear&GreedがGreedとなったため、積立額は抑えめに再設定しています。
6月と7月は合わせて7~8%ほど前月比マイナスとなっていましたが、8月は株式の反発に加えてゴールドも反発し、現在は前月比+8.7%まで回復しました。
6月、7月と苦しい相場が続きましたが、ここにきてかなり戻してきました。
下れば買い時と思っていても、やっぱり上がると嬉しいものですね(笑)。

NVIDIAの決算は8月26日、ジャクソンホール経済シンポジウムは8月27~29日に開催される予定です。
それまでは、大きな材料がなければ楽観寄りの様子見ムードになるのではないかと見ています。
変な材料が出てこなければ、来週も積立だけを続けながら、チャートを眺めているだけになりそうな予感です。
9月も好調な相場になると信じて、今はしっかり英気を養っておきたいと思います。

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