こんにちは。
まずは今週の振り返り。
今週の米国株式市場は、週前半こそ反発しましたが、後半に大きく下落しました。
S&P500は週間で0.57%下落、NASDAQ100は1.98%下落しました。
注目したいのは、引き続きAI関連企業の決算に対する市場の反応です。
Microsoftはクラウド事業の成長が確認された一方、AlphabetやAmazonではAI関連の設備投資負担やキャッシュフローへの懸念が強まりました。
特に金曜日はIntelが大幅下落し、半導体関連株にも売りが広がりました。
AI需要自体は強いものの、今後の投資負担と収益化について市場が厳しく評価する状況が続いているようです。
また、中東情勢の緊張によって原油価格は高い水準で推移しています。
ブレント原油は一時117ドル台となり、インフレへの警戒は続いています。
一方、米10年債利回りは週間で約0.06ポイント低下しました。
株式市場の下落を受け、債券が買われた影響もあると考えられます。
金価格も週間で約3%下落し、1オンス3,900ドルを割り込みました。
株式と金が同時に下落する動きは、引き続き気になるところです。
為替は156円台の場面もありましたが、すぐに157円台に戻しており、円に対してドルが底堅い状況です。
景況感
今週のFOMCでは政策金利が3.75〜4.00%に据え置かれました。
ただし、2名が0.25ポイントの利上げを主張して反対しており、インフレへの警戒感は残っています。
米国の7〜9月期GDP速報値は前期比年率3.4%増となり、景気の底堅さが確認されました。
一方、9月のPCE物価指数は前年比3.6%、コアは3.1%と、依然として高い水準にあります。
景気が堅調であることは良い材料ですが、原油高も続いており、インフレ抑制にはまだ時間がかかりそうです。
個人的には12月の追加利上げへの警戒も必要と考えています。
また、日銀も政策金利を1.25%に据え置きましたが、物価見通しを一部引き上げ、追加利上げの可能性を残しています。
今回も日米金利差の縮小にはつながらず、円高方向への大きな動きは見られませんでした。
ベッセント氏は以前から日本の金融政策について発言していますので、今回の日銀の決定をどう受け止めているのか、少し気になるところです。
今回、特に気になるのは、米長期債利回りが低下しているにもかかわらず、株式市場やゴールドが軟調な点です。
VIXも再上昇しており、株式と金の下落が続く一方で債券が買われる状況には、少し警戒しています。
今後、企業業績や雇用にも弱さが広がるようなら、景気後退への懸念が強まるかもしれません。
原油高によるインフレ圧力と、AI関連投資の減速懸念が同時に強まる現状は、FRBにとって難しい状況になりそうです。
来週は米国で中間選挙と10月の雇用統計があります。
中間選挙は注目度が高く、市場にも影響が出てきそうです。
共和党に厳しい情勢を伝える報道も見られますので、選挙結果による政策への影響には注意が必要だと思います。
企業の設備投資や収益性だけでなく、雇用の動向にも注意したいと思います。
投資
日本個別株・ETF
半導体関連株は引き続き調整が続きましたが、指値まで届かず動きなしでした。
景況感で述べましたが、個人的には景気後退への懸念がある状況下で、特定のテーマを積極的に買うのは怖いと考えています。
来週は中間選挙後の動きを見て考えたいと思います。
キオクシアの第2四半期決算も発表されました。
業績に強さはあるものの、市場の期待値を考えると少し物足りない印象でした。
米国半導体株が週末に大きく下落している影響もありますし、週明けの市場の反応を確認したいところです。
キオクシアの決算またぎのS株は、利益が+10%に届かない場合、一旦NVIDIAの決算までは待ってみて、駄目なら損切りするか判断する予定です。
投資信託
米国株式市場の調整が続いていますが、長期の積立ですので、イベントに左右されることなくマイルールを継続する方針です。
現状、Fear & Greedは「Fear」となっていますので、少し増額した毎日積立の設定としています。
「Extreme Fear」になったら、普段通りさらに増額設定する予定です。
10月は株式だけでなく金も下落しているため、資産全体の下落が大きくなっています。
今年の評価損益で見てもマイナスに転じそうです。
気持ちとしては辛いところもありますが、稲妻が輝く時のための仕込み時と考えて、淡々と積み立てます。
さすがに個別株は、どちらに転ぶのか分からない状況でのスイングはリスクが高いので、しばらく様子見します。
下落局面は投資家の胆力が試される時。
リスク許容度を守って退場しないよう頑張りましょう。
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