こんにちは。
今週はFOMC後のFRBの発表を受けて、相場はかなり荒れた動きとなりましたね。日本市場への影響も気になるところです。
それでは、今週の振り返りからいってみましょう。
■今週の相場
まずは株式市場です。
FRBの発表をきっかけに、NASDAQとダウで綺麗に動きが分かれました。NASDAQの下げはやや予想外でしたが、パウエル議長が「利下げありきではない」と釘を刺したことや、据え置き票が出ていたことが影響したと考えています。
加えて、昨日のブロードコムの下落も重なりましたね。オラクル絡みのニュースが要因とされていましたが、それにしても反応は大きかった印象です。ただ、致命的な悪材料というわけではないので、徐々に戻してくるのではないかと見ています。
日経平均は横ばい推移でした。米国が荒れる中でも、思った以上に底堅く動いている印象です。
米国債の利回りは、政策金利の利下げ発表後もあまり低下せず、高止まりしています。
為替は円安基調ではあるものの、レンジ内での横ばい。
ゴールドは利下げを受けて大きく上昇しています。S&P500やNASDAQのヘッジとして、非常に良い動きをしていますね。
■景況感について
米国株式市場は、今回の利下げ自体は織り込まれていたものの、次の利下げについては釘を刺された形となり、特にハイテク株には水を差す展開になったのかなと感じています。
来週は経済指標次第で、まだ動きが出てきそうですね。月曜日には半値戻し程度はあるのではないかと考えています。
日本株はSOX指数の影響を受けやすいため、引き続き下げ圧力はありそうです。
日銀の利上げ観測も出ていますので、金融株は多少上がる可能性はありますが、利上げ自体はある程度織り込まれているため、上昇しても小幅に留まると見ています。
米国債利回りは、織り込みが進んでいたとはいえ、依然として高止まりしています。私が想定していた水準よりも0.1%ほど高い印象です。
利下げ期待が後退している中で、現時点では大きく低下する要因は少なそうですね。来週の経済指標次第で、利下げ期待がどう変化するかがポイントになりそうです。
来年の利下げは1回予想が主流ですが、仮に利下げが行われないとなると、市場は大きく変動する可能性があります。中小型株が回復し始めている中で、利上げはまだ早いと個人的には感じています。
為替については、日本の政策金利引き上げによって多少円高に振れる可能性はありますが、根本的に円が弱い状況は変わっていない印象です。
政治・外交面で強さを示せないと、本格的な円高は難しい気もします。もともと145円前後で推移していたことを考えると、多少円高に振れたとしても大きな変化とは言えないでしょう。
ゴールドについては、経済全体が不安定な印象を受けるため、引き続き上昇すると予想しています。当初は横ばいを想定していましたが、全体的にあまり良い空気感ではなく、安全資産である金に資金が流入すると見ています。
年末までもう少しですが、まだ安心できる状況ではありません。
ヘッジも意識しながらポートフォリオを組んでいけば、慌てる局面ではないと考えています。落ち着いて、資産を育てていきましょう。
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